北村 慶
貧乏人のデイトレ 金持ちのインベストメント―ノーベル賞学者とスイス人富豪に学ぶ智恵
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人気ランキング : 1272位
定価 : ¥ 1,365
販売元 : PHP研究所
発売日 : 2006-04 |
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投資(インベストメント)と投機(トレーディング)の違いとは? |
著者は、投機(トレーディング)とは2つのコストの上で成り立っているとまず述べられています。
1つは税金や手数料等のお金のコスト、もう1つはリターンを高めるために市場をチェックする等の時間のコストです。
そして、時間のコストを支払うことはクオリティオブライフ(生活の質)を低下させる可能性があります。
トレーディングのことが始終気になっている生活と、家族の団欒や趣味に宛てる時間のどちらが自分にとって大切なのでしょうか?
自分自身、これまで株式「投機」をしても感情のコントロールが出来ずに損をしたことが何度かあり、この本を読んで「投資」の考え方の大切さに気付きました。
内藤忍さんの「資産設計?」、木村剛さんの「投資戦略?」も併読しています。
現在は年金の不足分と結婚、子育てに必要な資金を投資するための計画を立て、運用を始めました。
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内藤忍さんが薦める価値ある一冊! |
マネックス証券の内藤忍さんが自身のブログで薦めており、購入してみた。
彼曰く、一読の価値があるとのことであったが、投資本の中でも少し変わった視点をもった本であると思う。
というのも、冒頭は「ジニ係数」を用いて、現在の日本が格差社会になりつつあることを説いている。
見慣れない言葉が使われていたので、逆に読み進めるスピードが上がったように感じた。
その後はなぜ資産運用を行わなければならないのかを時代に則した「年金ギャップ」を軸に展開する。
そこでも、資産運用のお手本として、機関投資家という言葉を用いず、「年金資金運用基金」という言葉を多用している。
個人的には機関投資家よりも、わかりやすい印象を受けた。
資産運用をこれから始めよう、もしくは始めたばかりという人がデイトレにのめり込む前に是非、手にとってもらいたい本である。
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真っ当な資産運用入門書 |
本書では、主として公的年金に不安がある
(とされる)現在20-30代の読者を対象に、
いま何故資産運用が必要か(しないと老後にどうなると予想されるか)
資産運用のための基本的知識(「資産配分」「リスク管理」の重要性)
そのための具体的な方法論
について丁寧に説明している。我が国の年金運用基金の
方法論などを例示しつつ、個人投資家はこの部分を
真似ればよいと具体的にアドバイスしており好感が持てる。
また、老後資金のような長期間の資産運用を行う上で
最も大切なことは「勝つ」ことよりも「負けない」ことであり、
そのためのアイディアもいくつか提示されている。例えば
「個別銘柄への投機」ではなく「資産クラスへの投資」をする
持ち家にはプレミアムがついている(割高)ので住宅ローンは慎重に
資産のリバランスは年一回程度で十分
といったものである。どれも真っ当な考え方だと思う。
これから投資を始めてみたい、という方には、ぜひ
「株で@億円儲けた」「相場で勝つ!」「儲かる為替」
といったいい加減な本ではなく、本書のようなよい本を
ひもといてほしいものである。
一方、気になった点を二つあげておく。
1)海外資産への投資を勧めているが、個人投資家が
割安、長期かつ安定的にアクセスできる金融商品は
現状ではほとんどない。何に投資すればいいのか?
2)ちょっとアオリ文句が多いかな? 冒頭の「格差社会」
論の部分など、専門家が見れば分析が足りないと言いそう。
他の本で資産運用の基本について勉強された方には本書は特に
目新しい内容ではないかもしれない。しかし全体として非常に充実した
真っ当な資産運用本なので、投資入門者には特にお勧めできる内容だ。
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地道にコツコツ |
最近、漠然と資産運用を考えないとなぁ、と思っていました。でも、株式投資は運用が大変そうだし、情報収集・分析なんてしている暇はない。じゃあ、その辺はプロに任せてしまえ、と投資信託に手を出し始めてみました。しかし、投資信託について情報を集めだしてみると、諸説があり何が妥当なのかが分からない。そんな時、この本のことを知り買ってみることにしました。
はじめに、いまなぜ投資を行わなければならないのかが日本における格差を引き合いに出して語られます。このままでは老後の資金が足りない!じゃあ、流行のデイトレードを薦めるのかな、と思えばそうではありません。巷間では数十億儲けられるなんて本があふれているけれど、ではなぜその著者が儲けを独り占めにしないのか、と切り捨てます。
そして、かなりの日本人が誤解したままであろう、国の年金運用の実態に話は移ります。かつて6兆円もの損失を出した年金運用は、ここ2年で11兆円もの利益を上げたいる、と。その秘密は資産の分散と定期的な投資、そして、それを維持し続けることだと。
投資にはどうしても華やかなイメージが付きまといます。地味にコツコツやるのが成功の元なんて思えません。でも、「どんなに儲けた人がいても同じく損をした人もいるのだから市場全体は平均的に動く」というような言葉にハッとさせられました。確かに。
素人目ながら、基本から分かりやすく、正直に説明してある本だと思います。投資のことはよくわからない、という方にはおすすめできます。でも、情報源にも分散は必要でしょうから、盲信もよくないとは思いますが。
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健全な個人投資家を目指す人にお勧めです。 |
北村慶さんの前著「外資ファンド利回り20%超のからくり」は、投資ファンドが高い利回りを得ることができる理由を、一般の方にも非常に分かり易く説明している良書でしたが、その北村慶さんの新著ということで、今回の本にも期待をしておりました。
著者曰く、前作が言うなれば”F1レースの解説書”であったのに対し、今回の「貧乏人のデイトレ 金持ちのインベストメント」は”市販車の取り扱い説明書”といった趣で、資産運用に関心をもった一般市民向けに投資リテラシー(智恵)を高めるきっかけを提供する目的で書かれたものです。
我々の世代は、年金だけで老後を暮らしていけないのはほぼ明白であるわけですから、好むと好まざると自分自身で資産を殖やしていくことが求められています。
しかし、私自身はというと、株への投資というと「毎日株価をチェックし、銘柄の入れ替えも頻繁に行わなければならない」という先入観がありましたし、債券や為替となるとなんだかよく分からないというのが正直なところです。
いくら資産を増やすためとはいえ、株価に一喜一憂したりするような生活はちょっと勘弁して欲しいなぁ…と敬遠していたのです。
この本の中で著者は、「負けないことを第一義に投資をしていけば、結果としてプロにも勝てる」と説き、個人投資家は「デイトレード」に代表されるようなトレーディング(短期売買)型ではなく、インベストメント(長期投資)型の運用を目指すべきだといいます。
なによりも大切なのは「クオリティ・オブ・ライフ(生活の質)」であり、市場の動きに一喜一憂することなく、自分の時間を自己実現のため、あるいは将来の夢のために使うことができるのが、このインベストメント型運用の利点である、という著者の言葉に非常に共感を覚えました。
大して軍資金もないのですが、この本をヒントにしながら、15年あるいは20年のスパンでの資産運用を始めてみようかなと思いました。